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WordPressダウンロード方法!初心者向けインストールガイド

ワードプレス

WordPressでサイトを作りたいけれど、WordPressダウンロードって何だか難しそう…そんな風に感じていませんか?

実はWordPressダウンロードは思っているより簡単で、正しい手順を知っていれば誰でも安全にできるんです。

この記事では、初めての方でも迷わずにWordPressを手に入れて、素敵なサイトを作り始められるよう、やさしく丁寧に解説していきます。

一緒に楽しくWordPressの世界に踏み出してみませんか?

WordPressはどうやってダウンロードする?基本から理解しよう

WordPressダウンロードの正しい方法を知ることで、安全にサイト作りを始められます。

WordPressをダウンロードするということは、簡単に言うとWordPressというソフトウェアをあなたのパソコンに保存することです。スマートフォンでアプリをダウンロードするのと基本的には同じような作業だと考えてください。

WordPressは世界中で愛用されている無料のウェブサイト作成ソフトで、公式サイトから誰でも自由にダウンロードすることができます。なぜ無料なのかというと、WordPressは「オープンソース」という仕組みで開発されているからです。これは、世界中のプログラマーがボランティアで協力して作り上げているプロジェクトで、誰でも無料で使える素晴らしいソフトウェアなんです。

ただし、WordPressをダウンロードする時に注意したいのは、必ず公式サイトからダウンロードすることです。インターネット上には偽のサイトや怪しいサイトもあるので、間違ったところからダウンロードしてしまうと、ウイルスに感染したり、正常に動作しないファイルを入手してしまったりする可能性があります。

WordPress公式サイトのアドレスは「wordpress.org」です。「.com」ではなく「.org」なので注意してください。「WordPress.com」は別のサービスで、こちらはホスティングサービス(サーバーも含めて提供してくれるサービス)になります。今回説明するのは、自分でサーバーを用意してWordPressをインストールする方法ですので、必ず「wordpress.org」からダウンロードしましょう。

WordPressをダウンロードして手に入るのは、プログラムファイルが圧縮された「ZIPファイル」です。これは、たくさんのファイルを一つにまとめて圧縮したもので、ダウンロード後に解凍(展開)することで、WordPressを動かすために必要なすべてのファイルを取り出すことができます。

ダウンロード作業自体はとても簡単で、公式サイトのダウンロードボタンをクリックするだけです。特別なソフトウェアやアカウント登録も必要ありません。ダウンロードが完了するまでの時間は、インターネット回線の速度によって変わりますが、通常は数分程度で完了します。

WordPressは定期的にアップデートされているので、常に最新版をダウンロードすることをおすすめします。最新版には、セキュリティの強化や新機能の追加、バグの修正などが含まれているため、より安全で便利に使うことができます。

正しいWordPressダウンロード方法を理解すれば、安心してサイト制作に取り組めます。

それでは、ダウンロードする前に必要な準備について詳しく見ていきましょう。

準備が大切!WordPressをダウンロードする前にやっておくこと

WordPressダウンロード前の準備をしっかり行うことで、スムーズなインストールが可能になります。

WordPressをダウンロードする前に、いくつか準備しておくべきことがあります。これらの準備を怠ると、せっかくWordPressをダウンロードしても、実際にサイトを公開することができなくなってしまいます。

最も重要な準備は、レンタルサーバーの契約です。WordPressは、あなたのパソコンの中だけで動かしても意味がありません。世界中の人があなたのサイトを見られるようにするには、インターネット上にサイトのデータを置いておく場所が必要です。これがサーバーです。

サーバーは自分で用意することもできますが、初心者の方にはレンタルサーバーがおすすめです。月額数百円から数千円程度の費用で、WordPressを動かすのに十分な性能のサーバーを借りることができます。

レンタルサーバーを選ぶ時のポイントは、WordPressに対応していることです。最近のレンタルサーバーはほとんどがWordPress対応ですが、念のため確認しておくと安心です。また、「WordPress簡単インストール」機能があるサーバーを選ぶと、後の作業がとても楽になります。

国内で人気のレンタルサーバーには、エックスサーバー、さくらのレンタルサーバー、ロリポップ、ConoHa WINGなどがあります。どれもWordPress対応で初心者にも使いやすく、サポートも充実しています。

次に必要な準備は、ドメインの取得です。ドメインとは、「example.com」のような、あなたのサイト専用のインターネット上の住所のことです。これがないと、人々があなたのサイトを見つけることができません。

ドメインは年間契約で取得することが一般的で、料金は年間1,000円程度から3,000円程度です。覚えやすくて入力しやすい名前を選ぶのがコツで、サイトの内容に関連した名前にすると覚えてもらいやすくなります。

多くのレンタルサーバー会社では、サーバー契約と一緒にドメインも取得できるサービスを提供しています。別々の会社で契約するよりも設定が簡単になることが多いので、初心者の方にはこの方法がおすすめです。

FTPソフトの準備も必要な場合があります。FTPとは、あなたのパソコンからサーバーにファイルを転送するためのソフトウェアです。WordPressを手動でインストールする場合には必須のツールですが、簡単インストール機能を使う場合は不要です。

有名なFTPソフトには、FileZilla(無料)、WinSCP(無料、Windows用)、Cyberduck(無料、Mac用)などがあります。どれも直感的に使えるので、初心者でも安心して利用できます。

データベースの知識も少し必要です。WordPressは、サイトの記事やコメント、設定情報などを「データベース」という場所に保存します。といっても、難しいことを覚える必要はありません。レンタルサーバーの管理画面から簡単に作成できることがほとんどです。

テキストエディタも用意しておくと便利です。WordPressの設定ファイルを編集する時に使います。Windowsなら「メモ帳」、Macなら「テキストエディット」でも構いませんが、プログラム用のエディタ(Notepad++やVisual Studio Codeなど)があるとより便利です。

バックアップの準備も忘れずに行いましょう。作業中に何かトラブルが起きた時に備えて、重要なファイルはバックアップを取っておくことが大切です。特に、既存のサイトがある場合は、必ずバックアップを取ってから作業を開始しましょう。

事前準備を怠らないことで、WordPressダウンロード後の作業がとても楽になります。

準備が整ったら、実際にWordPressをダウンロードしてみましょう。

いよいよ実践!WordPressファイルの安全なダウンロード手順

WordPress公式サイトからのダウンロードは、初心者でも簡単に行えます。

それでは、実際にWordPressをダウンロードしてみましょう。正しい手順を踏めば、とても簡単にWordPressファイルを入手することができます。

まず、インターネットブラウザを開いて、WordPress公式サイト「wordpress.org」にアクセスします。検索エンジンで「WordPress」と検索すると、たくさんの結果が表示されますが、必ず公式サイトを選んでください。URLが「wordpress.org」になっているかを確認することが重要です。

公式サイトにアクセスすると、トップページに大きく「WordPress」のロゴと「Download WordPress」(WordPressをダウンロード)というボタンが表示されています。日本語版のサイトの場合は「WordPressを入手」と表示されていることもあります。このボタンをクリックするだけで、ダウンロードが開始されます。

ダウンロードボタンをクリックすると、ブラウザの設定によって動作が変わります。多くの場合、ファイルの保存場所を聞かれるので、分かりやすい場所(デスクトップやダウンロードフォルダなど)を選択してください。覚えやすい場所に保存しておくと、後で見つけやすくなります。

ダウンロードされるファイルは「wordpress-6.x.x.zip」のような名前になっています。「6.x.x」の部分はバージョン番号で、定期的に更新されます。このファイルは圧縮ファイルなので、そのままでは使えません。解凍(展開)する必要があります。

ファイルの解凍は、ダウンロードしたZIPファイルを右クリックして「すべて展開」または「解凍」を選択するだけです。Windowsの場合は標準機能で解凍できますし、Macの場合もダブルクリックするだけで自動的に解凍されます。

解凍が完了すると、「wordpress」という名前のフォルダができます。この中に、WordPressを動かすために必要なすべてのファイルが入っています。たくさんのファイルがありますが、一つひとつの内容を理解する必要はありません。これらのファイル全体でWordPressというソフトウェアが動作します。

ダウンロード時に注意したいのは、インターネット接続が安定していることです。ダウンロード中に接続が切れてしまうと、ファイルが壊れてしまう可能性があります。もしダウンロードに失敗した場合は、もう一度最初からダウンロードし直してください。

また、ダウンロードしたファイルが正しいかどうかを確認する方法もあります。WordPress公式サイトでは、ファイルのチェックサム(ファイルが正しいかどうかを確認するためのコード)を公開しています。技術的な知識が必要なので初心者の方には少し難しいかもしれませんが、より確実に安全性を確認したい場合は調べてみてください。

ウイルス対策ソフトを使っている場合、ダウンロードしたファイルを自動的にスキャンしてくれることもあります。もし警告が表示された場合は、公式サイトからダウンロードしたかもう一度確認し、問題がなければスキャン結果に従って対応してください。

正しい手順でWordPressダウンロードを行えば、安全にファイルを入手できます。

ダウンロードが完了したら、次はいよいよインストール作業に進みます。

簡単?手動?WordPressインストール方法の選び方

WordPressダウンロード後のインストール方法には、それぞれメリットがあります。

WordPressのファイルをダウンロードしたら、次はサーバーにインストールする作業です。インストール方法には大きく分けて2つの選択肢があります。「簡単インストール機能を使う方法」と「手動でインストールする方法」です。

簡単インストール機能は、多くのレンタルサーバーで提供されている便利な機能です。サーバーの管理画面から数クリックするだけで、自動的にWordPressがインストールされます。この方法の最大の魅力は、技術的な知識がなくても簡単にWordPressを始められることです。

簡単インストールを使う場合、実はダウンロードしたWordPressファイルを直接使うことはありません。サーバー側が自動的に最新版をダウンロードしてインストールしてくれるからです。でも、WordPressファイルの中身を知っておくことは、今後のサイト運営に役立つので無駄にはなりません。

簡単インストール機能を使う手順はとてもシンプルです。まず、レンタルサーバーの管理画面にログインし、「WordPress簡単インストール」や「自動インストール」といったメニューを探します。そこで、サイト名、管理者ユーザー名、パスワードなどの基本情報を入力するだけで、あとはサーバーが自動的に処理してくれます。

この方法のメリットは、時間が短縮できることと、設定ミスが起こりにくいことです。通常、数分から十数分程度でWordPressサイトが完成し、すぐに記事を書き始めることができます。初心者の方には断然おすすめの方法です。

一方、手動インストールは、ダウンロードしたWordPressファイルを自分でサーバーにアップロードして設定する方法です。この方法は少し手間がかかりますが、WordPressの仕組みをより深く理解できるというメリットがあります。

手動インストールの大まかな流れは次のようになります。まず、サーバーにデータベースを作成し、次にFTPソフトを使ってWordPressファイルをサーバーにアップロードします。その後、ブラウザでサイトにアクセスして、インストール画面で必要な情報を入力すれば完了です。

手動インストールを選ぶべきケースもあります。例えば、特定のディレクトリにWordPressをインストールしたい場合や、データベースの設定を細かくカスタマイズしたい場合、複数のWordPressサイトを一つのサーバーで運営したい場合などです。

また、WordPressの仕組みをしっかりと学びたい方や、将来的にはサイトの管理を自分で行いたいと考えている方にも、手動インストールは良い経験になります。最初は時間がかかるかもしれませんが、一度覚えてしまえば応用が利くようになります。

どちらの方法を選ぶかは、あなたのスキルレベルと目的によって決めると良いでしょう。WordPressを初めて使う方、とにかく早くサイトを始めたい方、技術的なことはあまり詳しくないという方には、簡単インストール機能がおすすめです。

一方で、WordPressの仕組みをしっかり理解したい方、細かい設定をカスタマイズしたい方、将来的にはサイトの管理を自分で行いたい方には、手動インストールにチャレンジしてみることをおすすめします。

自分のスキルレベルに合ったインストール方法を選ぶことで、失敗を避けられます。

インストールが完了したら、基本的な初期設定を行っていきましょう。

インストール後が重要!WordPress初期設定のポイント

WordPressダウンロードとインストール後の初期設定で、サイトの土台が決まります。

WordPressのインストールが完了したら、いよいよ管理画面にログインして初期設定を行います。この初期設定をしっかりと行うことで、その後のサイト運営がとてもスムーズになります。

まず、WordPress管理画面にアクセスしてみましょう。通常、「あなたのドメイン名/wp-admin/」というアドレスでアクセスできます。例えば、ドメインが「example.com」の場合は、「example.com/wp-admin/」になります。

ログイン画面が表示されたら、インストール時に設定したユーザー名とパスワードを入力してログインします。初回ログイン時には、WordPressのダッシュボード(管理画面のトップページ)が表示され、様々な設定メニューが並んでいるのが確認できるはずです。

最初に行うべき設定は「一般設定」です。左側のメニューから「設定」→「一般」を選択すると、サイトの基本的な情報を入力する画面が表示されます。ここで、サイトのタイトルとキャッチフレーズを設定しましょう。

サイトタイトルは、ブラウザのタブや検索結果に表示される重要な要素です。覚えやすくて親しみやすい、あなたのサイトらしい名前を付けてください。キャッチフレーズは、サイトの内容を簡潔に説明する文章で、検索エンジンにも表示されることがあります。

タイムゾーンの設定も忘れずに行いましょう。「東京」を選択することで、記事の投稿時間や更新時間が正確に表示されるようになります。日付形式と時刻形式も、日本でよく使われる形式に設定しておくと見やすくなります。

次に重要なのが「パーマリンク設定」です。「設定」→「パーマリンク設定」から設定できます。パーマリンクとは、各ページのURLの形式のことで、SEO(検索エンジン最適化)にも影響する重要な設定です。

おすすめの設定は「投稿名」です。これにより、記事のタイトルがURLに含まれるようになり、検索エンジンにとっても分かりやすいサイト構造になります。ただし、日本語のタイトルをそのまま使うとURLが長くなってしまうので、記事を書く時に英語の「スラッグ」を設定することをおすすめします。

セキュリティ対策も初期設定の段階で行っておきましょう。まず、管理者のユーザー名が「admin」のままの場合は、セキュリティ上のリスクがあるので変更することを強く推奨します。新しいユーザーアカウントを作成して、古いアカウントを削除する方法が安全です。

パスワードも十分に複雑なものに設定しましょう。英数字と記号を組み合わせた、推測されにくいパスワードにすることが重要です。WordPressには自動でパスワードを生成する機能もあるので、それを利用するのも良いでしょう。

コメント機能についても設定を確認しておきましょう。「設定」→「ディスカッション」から、コメントの承認方法やスパム対策の設定ができます。不特定多数からのコメントを受け付けたくない場合は、承認制にしたり、コメント機能自体を無効にしたりすることもできます。

プライバシー設定も大切です。「設定」→「プライバシー」から、検索エンジンにサイトを表示するかどうかを設定できます。サイトを公開したい場合は、検索エンジンでの表示を許可しておきましょう。逆に、まだ準備中で公開したくない場合は、一時的に非表示にすることもできます。

不要なプラグインやテーマの削除も行っておきましょう。WordPressをインストールすると、デフォルトでいくつかのプラグインやテーマがインストールされますが、使わないものは削除しておくことでセキュリティリスクを下げることができます。

適切な初期設定を行うことで、安全で使いやすいWordPressサイトが完成します。

万が一問題が発生した場合の対処法についても知っておきましょう。

困った時はこれで解決!よくあるトラブルと対処法

WordPressダウンロードやインストール時のトラブルは、適切な対処で解決できます。

WordPressのダウンロードやインストール作業では、時々予期しないトラブルが発生することがあります。でも心配しないでください。多くのトラブルは、正しい対処法を知っていれば簡単に解決できるものばかりです。

まず、ダウンロード時によくあるトラブルについて見てみましょう。ダウンロードが途中で止まってしまう場合は、インターネット接続が不安定になっている可能性があります。この場合は、しばらく待ってから再度ダウンロードを試してみてください。また、ブラウザのキャッシュをクリアしてから再試行すると解決することもあります。

ダウンロードしたファイルが壊れている場合もあります。ZIPファイルを解凍しようとした時にエラーが出る、解凍後のファイルが不完全などの症状が現れたら、もう一度最初からダウンロードし直してみましょう。ファイルサイズが異常に小さい場合も、ダウンロードが正常に完了していない証拠です。

ウイルス対策ソフトがWordPressファイルを削除してしまうこともあります。これは誤検知の可能性が高いので、信頼できる公式サイトからダウンロードしたファイルであれば、ウイルス対策ソフトの設定で例外に追加することで解決できます。

インストール時のトラブルでは、「データベース接続エラー」がよくあります。これは、WordPressがデータベースにアクセスできない時に表示されるエラーです。データベース名、ユーザー名、パスワード、ホスト名などの設定情報に間違いがないか確認してください。

「Internal Server Error(内部サーバーエラー)」が表示される場合は、サーバーの設定に問題がある可能性があります。まず、アップロードしたファイルに問題がないか確認し、必要に応じてファイルを再アップロードしてみてください。また、.htaccessファイルに問題がある場合もあるので、一時的にリネームしてアクセスできるか確認してみましょう。

「Fatal error(致命的なエラー)」が表示される場合は、PHPのメモリ不足やファイルの問題が考えられます。レンタルサーバーの設定でPHPのメモリ制限を増やすか、サーバー会社に相談してみてください。

ログインできないトラブルも頻繁に発生します。ユーザー名やパスワードを忘れてしまった場合は、ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」のリンクから、メールでパスワードリセットの手続きができます。

管理画面のURLが分からなくなってしまった場合は、通常「ドメイン名/wp-admin/」でアクセスできます。このURLでアクセスできない場合は、WordPressが正しくインストールされていない可能性があります。

簡単インストール機能を使った場合によくあるのが、インストール完了のメールが届かない問題です。この場合、迷惑メールフォルダを確認するか、サーバーの管理画面でインストール状況を確認してみてください。

表示が崩れている、画像が表示されないなどの問題が発生した場合は、テーマやプラグインの問題が考えられます。一度デフォルトのテーマに変更したり、すべてのプラグインを無効化したりして、問題が解決するか確認してみましょう。

権限エラーが発生する場合は、ファイルやディレクトリの権限設定に問題がある可能性があります。FTPソフトから権限を確認し、必要に応じて修正してください。一般的に、ディレクトリは755、ファイルは644の権限に設定します。

トラブル対処法を知っておくことで、問題が起きても慌てずに解決できます。

最後に、WordPressを安全に使い続けるための注意点をお伝えします。

安心して使い続けるために!セキュリティと注意点

WordPressダウンロード後も、継続的なセキュリティ対策が重要です。

WordPressを安全にダウンロード・インストールできても、そこがゴールではありません。サイトを長く安全に運営していくためには、継続的なセキュリティ対策と適切な管理が必要です。

まず重要なのは、偽サイトに注意することです。WordPressが人気になるにつれて、公式サイトに似せた偽サイトも増えています。WordPressのダウンロードは必ず公式サイト「wordpress.org」から行い、「.com」や他のドメインのサイトからはダウンロードしないようにしましょう。

また、WordPress以外のソフトウェアも同様です。テーマやプラグインも、信頼できる公式リポジトリや開発者の公式サイトからダウンロードすることが大切です。無料で高機能を謳う怪しいサイトからのダウンロードは避けてください。

定期的なアップデートは、セキュリティを保つために最も重要な作業の一つです。WordPressは定期的にアップデートが提供され、セキュリティホールの修正や新機能の追加が行われます。管理画面に更新通知が表示されたら、速やかにアップデートを実行しましょう。

ただし、アップデート前には必ずバックアップを取ることをおすすめします。万が一アップデートによって問題が発生した場合に、元の状態に戻せるからです。多くのレンタルサーバーでは自動バックアップ機能が提供されているので、積極的に活用しましょう。

プラグインやテーマのアップデートも同様に重要です。古いバージョンのプラグインやテーマは、セキュリティリスクになる可能性があります。定期的にアップデートが提供されているか確認し、必要に応じて更新してください。

長期間更新されていないプラグインやテーマは、使用を避けることをおすすめします。開発が停止している可能性があり、将来的にセキュリティ問題が発見されても修正されない恐れがあるからです。

強固なパスワードの設定と管理も重要な対策です。WordPressの管理画面にアクセスするためのパスワードは、英数字と記号を組み合わせた複雑なものにしてください。また、定期的にパスワードを変更することも効果的です。

二段階認証の導入もおすすめします。これは、パスワードに加えてスマートフォンなどで生成されるワンタイムコードを入力する仕組みで、不正アクセスを大幅に防ぐことができます。二段階認証に対応したプラグインもたくさんあるので、ぜひ導入を検討してください。

不要なユーザーアカウントの削除も大切です。複数の人でサイトを管理している場合、退職や担当変更があった際には、不要になったアカウントを速やかに削除してください。また、各ユーザーには必要最小限の権限のみを付与することも重要です。

セキュリティプラグインの導入も効果的な対策の一つです。「Wordfence Security」や「SiteGuard WP Plugin」などの人気プラグインを使うことで、不正アクセスの監視やマルウェアのスキャンを自動化できます。

定期的なバックアップの実行は、万が一の事態に備えるために欠かせません。サイトのファイルとデータベースの両方をバックアップし、サーバーとは別の場所に保存しておくことが理想的です。自動バックアップ機能を活用すれば、手間をかけずに継続的にバックアップを取ることができます。

サイトの監視も重要な管理作業です。定期的にサイトにアクセスして、正常に表示されているか、不審な変更がないかを確認しましょう。アクセス解析ツールを使えば、異常なアクセスパターンを早期に発見することもできます。

法的な観点からの注意点もあります。プライバシーポリシーの設置、著作権の遵守、個人情報の適切な取り扱いなど、ウェブサイト運営には様々な法的責任が伴います。特に、お問い合わせフォームやコメント機能を使用している場合は、個人情報保護の観点から適切な対策が必要です。

正しいセキュリティ知識を身につけることで、WordPressを長く安全に使い続けられます。最初は覚えることが多く感じるかもしれませんが、一つひとつ確実に実践していけば、必ず安全で素敵なサイトを運営できるようになります。あなたのWordPressサイトが多くの人に愛される素晴らしいサイトになることを心から願っています。